擬人化商法

などなどキャラクタービジネス花盛りな昨今。ここで起業プランを考えるならば、

なんてのが思いつく。ただ、単に地方の名産、名物、名所、出身歴史人物をキャラクター化するだけじゃ、なんとも安易なお仕事。

といことで、擬人化で食って行くために原点に立ち返ろうと。

神は擬人化

擬人化の歴史を溯るうちに、古典な宗教まで行き着いた。キリスト教も、仏教も、イスラム教も「神」というキャラクターを使って、生きていくうえで守って欲しいモラル、生き方のお手本などの教えを説いている。
言わば社会でルールを「神」という形で擬人化したのが宗教だ。

このインパクトだけで2000年の間ずっと流行るだけの力があるのだ。これを現代に利用してお金を儲ける。

擬人化の効果

を、まとめようとしたけどWikipediaの「擬人観」が詳しい。擬人化の効果は以下の通り。

  • キャラクターを使って親しみを持たせ、対象に関心を高める
  • キャラクターとの対話形式を用いることで明確性を高める
  • 「高波が村を呑み込んだ」など婉曲表現
  • 「秋の夜長を虫が奏でる」など臨場感を出す
  • 我輩は猫である」のような客観性を出す
  • 「にっぽんむかしばなし」、「グリム童話」など風刺。

要は、伝えたいメッセージを対象の記憶に残りやすくすることができる表現手法なのだ!

どんなものを擬人化するか?つまり記憶に残させるか?

ゆるキャラで地域を狙うよりも、もっとニッチに。(じゃないと起業には向きませんし。)

  • 会社の規律や目標の擬人化
  • うつ病などメンタルヘルス向けの、心理トレーニングに活用(個人ごとに合わせた違うキャラ)
  • 選挙運動をキャラクターによるサポート
  • 個人営業の販促(ガイアの夜明けでやっていたのは、太陽光を地下室などに反射させる導管のキャラクタ、というかおじさんの太陽コスプレ)

まとめ

「美の神、ヴィーナス。まぁ美の擬人化だわな。」
と思って、ちろっとビジネスプランを書いてみました。最大の障害は、大人ってのがキャラクターなどの擬人化は子供っぽくて嫌うことかな。ので逆に、難しくて嫌われているような会社の規律・社訓、政治関連、医療関連などを擬人化するのがいいのではないかなと。

でもこれだけで食っていくとなると少々不安ですな。